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専攻医の事例・指導医の声

CASE

緒方 悠元

学生・初期研修生へのメッセージ

淡海医療センターでは経験豊富な上級医の指導のもと、豊富かつ幅広い症例に出会う機会に恵まれております。医局関連病院の中でも手術件数が多い病院で、執刀数に困ることはないでしょう。開放骨折の受け入れが始まり、脊椎センターも設立予定です。今後さらに多様な症例が経験できる病院になることと思います。メディカルスタッフが非常に協力的という点もあり、働きやすい環境で一つ一つの症例に集中できるという点も魅力ではないでしょうか。

上林 嘉孝

学生・初期研修生へのメッセージ

私は最初の1年は大学病院で、以降は市中病院に所属しています。3次救急の病院では外傷を中心に、多くの患者さんを執刀しました。現在所属している淡海医療センターは外傷もありますが、人工関節や脊椎専門の指導医がおられるため、幅広く学ぶ事ができる環境にあり、レジデントとして学習するには最適の病院だと思います。

上村 亮太

学生・初期研修生へのメッセージ

私は整形外科としてのキャリアのスタートを淡海医療センターで始めさせていただきました。外傷を中心に様々な症例の主治医を担当させていただき執刀させていただきました。右も左も分からない中で四苦八苦しながらも上級医の先生方に懇切丁寧にご指導いただき日々勉強させていただいております。手術していただきありがとうございましたと感謝されるやりがいは執刀医冥利に尽きると思います。若手の内からこのような経験をすることができることは自身としてのモチベーションになりますし更なる自己研鑽に努めようと思います。一筋縄ではいかないことも多いですが、その分やりがいのある分野なのではないでしょうか。

MESSAGE

淡海医療センター 部長

西脇 聖一

淡海整形外科専門研修プログラムで学べること

淡海医療センターは草津市の南西部に位置し、湖南地区の中核病院となっています。整形外科は主に急性期医療を中心に診療を行っています。2021年度は1045件の手術を施行し、内訳は脊椎が262件・上肢105件・下肢192件・外傷439件となっており、慢性疾患と外傷疾患を満遍なく診療しております。現在は指導医2人、専門医2人、専攻医3年の計7人で診療を行っており、専攻医は救急、外来、手術、病棟担当医などの業務を行い十分な経験を積むことで、整形外科の基礎知識を身につけることが可能です。

指導にあたり

毎週、カンファレンスや勉強会を行うことで、整形外科の知識を学び、プレゼンテーションを行う能力を高めてもらいます。また外来や救急で担当した患者の診察・診断を行い、適切な手術加療を行い、退院して外来で治癒するまでの一連の診療を経験してもらうことで、患者を診療することの責任感や達成感を得ることが可能です。指導医は専攻医の自主性を尊重しながら診療をフォローすることで、専攻医が高いモチベーションを保ちながら正しい診療を行うことをサポートします。

学生・初期研修生へのメッセージ

超高齢化に伴い運動器疾患を有する患者数は増え、全国的に整形外科の手術件数は年々上昇傾向にあり、今後もしばらくは増加する見込みです。また滋賀県の湖南地区は日本でも数少ない現在も人口が増加している地域であり、今後も患者数の増加が予想されています。そのために、我々は高い志を持ったエネルギーのある若い整形外科医を求めています。是非、淡海医療センターで私たちと共に整形外科医として勤務して、一日も早く一人前の整形外科医となって、多くの患者を救える整形外科医になって欲しいと思います。

淡海医療センター 脊椎センター長 淡海整形外科専門研修プログラム責任者

西澤 和也

淡海整形外科専門研修プログラムで学べること

脊椎脊髄疾患の治療は小生が赴任した2017年より開始し、現在では年間250件の手術を行なっております。2023年度からは脊椎センターを立ち上げ、更なる脊椎疾患治療を進めていく予定です。内視鏡などの低侵襲治療から脊椎側弯症、後弯症などへの変形矯正まであらゆる脊椎手術を学んでいただけます。脊椎脊髄治療でもっとも大切なことは診断能力です。どこから痛みが来ているのか、どのような治療をすれば改善するのかなど正しく診断しなければ、たとえ手術技術があっても症状は良くなりません。当院では手術だけでなく脊椎脊髄疾患の診断、画像の読影、さらには投薬治療、神経根ブロック治療などの保存治療のノウハウについても指導いたします。

指導にあたり

外来で診察した患者を脊椎チーム全員で振り返り、症状の原因がどこにあるのか、どのような治療方針を立てたのかを見直しながら、今後の治療戦略を検討します。また術前術後の患者を全員で回診し診察することで、手術の効果(どの様な症状が改善して、どの様な症状が残りやすいのか)、術後の経過(どのくらいの時期でどのくらいのADLが獲得できるのか)をみんなで共有します。こうする事で、今後自分自身が治療にあたる際の指標を得ることができます。

学生・初期研修生へのメッセージ

基本的な脊椎脊髄の構造、機能を理解していただき、脊椎脊髄疾患の問診の取り方、診察のコツを掴んでください。腰痛、頚部痛(肩こり)は国民の有訴率の1位と2位です。つまり日常診療において最も遭遇する症状です。その中には自然に改善するものもあれば、手術介入が必要な疾患もあります。当院ではそれをいち早く見分けられる様になることをお手伝いいたします。